今年は1ヶ月に3冊本を読もうと新年に立てた目標をはや2か月目にして破ってしまいました。こんにちは、UjiYogaHouseの人Sachikoです。
会社員時代はもっぱら移動中に本を読んでいたのですが、今となっては移動することもほぼなく…家にいるとついついパソコン作業をしてしまい読みたい本が積まれていく。。。…という言い訳。読んでも読まなくてもいいんだけど、読書すると「やっぱり本を読むのはいいな」と感じます。
『山女日記(やまおんなにっき)/湊かなえ』
湊かなえさんの本を読むのは初めて。近頃は小説を読むことが以前よりも少なくなっていたのですが、題名に惹かれて読みました。
私、山ガールだったんです!
…っていうか山ガールって死語?今は「ガール」って歳でもないけれど、山に頻繁に登っていたときは確かにガールでした。
こんなはずではなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫からの切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。…真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ?誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見出していく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長編。
様々な想いを抱えて山を登る女性たちの話が短編のように描かれているけれど、すこしずつ絡み合ってひとつの小説になっています。
妙高山、火打山、槍ヶ岳、利尻山、白馬岳、金時山、トンガリロ、涸沢(カラフェス)。魅力的な山々。
私が山を好きになったのは山を走り始めたのがきっかけでした
京都の山を走っていた私が登山に踏み出すきっかけになったのが小説に出てくる「カラサワフェスティバル」。1人でツアーに参加して、涸沢カールの会場で先についているお友達と合流。(友達とは会場でだけ一緒)
日本でもこんなキレイな景色にであえるのか!と感動して山に登るようになりました。
弾丸日帰りで長野まで行って登ったけどガスってて何もみえなかったり…
富士山に登頂したものの…酷い高山病でもう二度と登らないと誓ったり…
長野出張の際には山道具を持参して隙あらば登りにいったり…(この写真もガスってる…)
まぁとにかくいろんな思いでがあります。
黙って歩いていると、自分の世界に入り込む。そこで自然と頭の中に浮き上がってくるのは、その時に心の大半を占めている問題だ。自分の足で一歩一歩進んでいると、人生だって、自分の足で進んでいかなければならないものだと、日常生活の中では目を逸らしていた問題についても、まっすぐ向き合わなければならない気がしてくる。
応援してくれる人がいても、手を差し伸べてくれる人がいても、結局は自分の足で歩かなければ頂上にはたどり着くことができない。「誰が」ではなく「自分で」歩くしかない。立ち止まるのも、戻るのも、進むのも全部自分次第。人生も同じだよな。
山を走ったり歩いたりしているときによく考えていたことを思い出させてくれました。
最近は里山歩きが多いので、普段とは違う景色を見せてくれる山に今年は登ろうかな。
山を登ったことがある人なら山の描写に胸を躍らせ、登ったことがない人も彼女たちの抱える想いに共感できる内容。重くなく、気軽に読める本でした。
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