日本人は「やめる練習」がたりてない【本のこと】

2019年5月にマレーシアペナン島を訪れたときに多様な価値観を受け入れてくれる居心地の良い場所だと感じました

マレーシアペナン島は違いを受け入れてくれる懐の深いところだったこんにちは！東南アジア好きUjiYogaHouseのSachikoです。 2019年ゴールデンウィークはマレーシアペナン島へ行って...

私が「懐が深い」と感じた感じたマレーシア人の考え方、驚きの教育制度など、日本とは別の世界を紹介している本を読みました

日本人は「やめる練習」が足りてない/野本響子(著)

「自分」ってなんだろう。周りの意見を気にしすぎてしまう…。やめたいのにやめられない。

そんな悩みを持っている人は読んでほしい。こんな世界もあるんだよって知って欲しい。

学校・会社・人間関係やめられずに苦しんでいる人へ

私は小中高大学に通いそして就職するということに何の疑問も持たず、大きな挫折をすることなく大人になりました

さすがに大学受験で第３志望まで落ちたときには「これが挫折というものか…」と思ったことはあったけど

裏を返せば挑戦をしてこなかったといえるかもしれない

大学生のころ、冬にリゾートバイトで山に籠ってスノーボードに明け暮れる友達が羨ましく「私もやりたい！」と思ったけれど、バイトを辞める勇気がありませんでした

バイトが楽しかったのもあるけれど、一度辞めたら戻ってこられないかもしれない怖さと両親だって心配するかもと勝手な想像が働き、大学4年間一度もリゾートバイトに行きませんでした

自分で選んだ選択で失敗するのが嫌でした

高校受験では「あなたの偏差値で行けるのは○○高校が一番レベルが高い」と薦められ、大学時代はふわふわと過ごし、なんとなくレールにのって自分で考えることをしてこなかった私は30歳を過ぎてから自分の考える力の無さと凝り固まった価値観に驚くことになります

私の場合、今思えば小さいころの「挑戦」「挫折」の経験が少なすぎた。中学、高校、大学と、寄り道や途中で辞める経験もない。自分で「何かを選んで失敗する」という経験もほとんどしていない。「自分と向き合うこと」を小さいころに済ませておかなかったツケは大きかった。

まさに筆者の言う通り。それ、私のことです。

マレーシアでは習い事でも学校でも仕事でも合わなかったり、自分が幸せじゃなかったら辞めるという

インターナショナルスクールでは同じクラブ活動を続けることを禁止され、いろんなものに挑戦しトライ＆エラーを繰り返すという

遠足だって行きたくなければ行かなくてもいい。スポーツ大会やボランティア活動への参加も自ら意思表明する。学校生活は選択の連続

自分でやるかやらないかを決めて、挑戦して、結果を引き受ける。その訓練を何度もすると、挑戦することが怖くなくなる。

「やる」か「やらないか」、やるとしたらどうやるのかは自分で選ぶことができる。行為の結果がはただ引き受ける。たとえ望んでいなかった結果だとしても。

ただ、誰かの言うことをきいて行動するだけでなく自分の頭で考えること

テレビで言っていたから、みんながそういうから

他人に判断を委ね、他人に期待しすぎるとどうなるか。結果として失敗が起きたときに相手に落胆し、失望し、怒りだす。

必要なのは自分で考え、判断し、責任を取る能力

30歳をすぎて、自分がいかに考えずに生きてきたのかを感じたとき私の「自分の頭で考える」練習が始まりました

周りの人の目やみんながそうしているからではなく自分で選択し、自分で生きる

自分の正直な気持ちを意識する

ここ最近ようやく、できるようになってきたかも

それまでは誰かに認められることや、頼りにされることが嬉しくて(今でも嬉しいよ)自分の正直な気持ちに気が付かず体調を崩すことも多かったな

知らない間にストレスがたまって身体に症状が現れて初めて気づく

「やめる」ことは迷惑がかかるかもしれない。失望されるかもしれない…

そして何よりも昔言われた「逃げるなよ！一度逃げた人間は逃げ癖がつくからなっ！！」という言葉が私を縛り付けていたように思います

でもねいまでは健康を害してまでやることないってわかります。自分の健康が害されているなら辞めなきゃ。まず健康であること。ここを大切にしないと！

自分のことは自分で幸せにする。幸せに感じる道はひとそれぞれちがるのだから、自分の道を選んで歩いていこう

他人や社会に対して過度な期待をしない。他人に期待せず、自分で動く。こういった寛容な社会では、人々は冒険的になる。そして、何かうまくいかないときに「だから言ったでしょ」的に攻め立てる人、高見の見物を決め込んで「お手並み拝見」という評論家みたいな態度の人、冷笑的な人が少ない。すると、人はいろんな挑戦ができるようになる。

自分の人生は自分のもの。他人にどうこう言われ、評価されるものではない。

正解は一つではない