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「こんな辛いことなんで起こるん？」「もういやや…」
大なり小なりそんな経験だれにでもあると思います。私にもあります。
でも思い返してみれば辛かったはずの出来事がきっかけで人生が転換し、良い(と感じる)方向へと進んでいたりします。
私の人生の転換は2013年2月
14年間お世話になっていた会社を退職し、翌日にはヨーガの勉強をするためにベトナムへと旅立ちました。
この決断に至ったのは心身の調子を崩し暗闇の中を這いつくばりながら毎日を過ごしていた日々があったからです。
あのときは辛かったけれど素晴らしい先生に出会えてヨーガの恩恵を受けることができ、学びを深めようと行動したことが今に繋がっています。
体調不良渦中のときは「良くない出来事＝嫌い」と感じていたけれど、今となっては「あの経験があって良かった＝感謝」と捉え方が変わりました。
毎日起こる出来事、すなわち行為の結果にほぼ自動的に「良い/悪い」「好き/嫌い」とラベリングしてしまう私たち。
でも私の体験談でもあるようにラベルは貼り換えられるものなんです。
だから行為の結果の良し悪しをその時の自分の状態で決めることによって一喜一憂するのではなく、すべての結果を平等として受け取る方が機嫌よく過ごせると思うんです。
良いも悪いになるかもしれないし悪いも良いになるかもしれない。それはその時の自分によるもので行為の結果そのものには良い悪いはない。
योगस्थः कुरु कर्माणि सङ्गं त्यक्त्वा धनंजय ।
सिद्ध्यसिद्ध्योः समो भूत्वा समत्वं योग उच्यते ॥ ४८ ॥
yogasthaḥ kuru karmāṇi saṅgaṁ tyaktvā dhanaṁjaya |
siddhyasiddhyoḥ samo bhūtvā samatvaṁ yoga ucyate || 48 ||
アルジュナよ 義務を忠実に行え
そして 成功と失敗を等しいもの見て
あらゆる執着を捨てよ
このような心の平静をヨーガと言うのだ＜バガヴァッドギーター 第2章48節＞
どのような結果(出来事)でも私たちの力が及ぶことのない大いなるものからの贈り物として受け取る態度のことをイーシュワラプラサーダバーヴァナと言います。
自分のできることはきちんとやる。そのあとの結果(出来事)については贈り物としてすべて平等に受け取る。イーシュワラプラサーダバーヴァナで過ごせたら心が安定しますよ！
※悲しいとか嬉しいとかいう感情を抑えこむというわけじゃないからですね。ここ勘違いしないでね。
※最後の２枚の写真は10年前のベトナムでの思いで。集合写真のどこかに私がいるよ。
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