【本のこと】神々の山嶺/夢枕獏-この山岳小説は面白い!!!

山をみるだけでニンマリ。こんにちは!UjiYogaHouseの人Sachikoです。


↑やばいーーー!!!カッコイイ!!ネパールナガルコットから見たヒマラヤ山脈

ゴールデンウィークにタイを旅行したときに読んだ本のご紹介

『神々の山嶺』夢枕獏

すんごい有名ですよね?漫画にもなってるし、映画にもなってる。

でも今まで手が出なかったんです…なぜなら…

ちょい分厚い。そして上下巻。

この本に向き合える時間を取れるのかどうかがわからずに、ここまで(どこまで?)きたのです。

しかーし。旅の醍醐味はたっぷりの時間。ならば読書!ってことでよみましたよ。

※もうそろそろkindleにせな移動のとき重いよね。(しかし紙をめくる感覚がないと寂しい)

書き終わって、体内に残っているいるものは、もう、ない。
全部、書いた。
全部、吐き出した。
力およばずといったところも、ない。全てに力がおよんでいる。
<中略>
直球。力いっぱい根限りのストレート。
もう、山の話は、二度と書けないだろう。
これが、最初で最後だ。
それだけのものを書いてしまったのである。
これだけの山岳小説は、もう、おそらく出ないであろう。
それに、誰でも書けるというものではない。
どうだ、まいったか。

1997年4月某日小田原にて

……………

………まいりました!!!

カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。
カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?

この小説はフィクションですが至る所に実話がちりばめられていて、登山界の謎に迫る非常にワクワクする作品です。

伝説の孤高の単独登攀者・羽生丈二は「森田勝」、登場人物の長谷常雄は「長谷川恒夫」がモデルになっていると言われています。

実際の森田勝と長谷川恒夫のエピソードをみればまさしく小説とリンクしています。

そして、エヴェレスト初登頂は誰だったのか???という最大の謎に迫っているのが実に面白い。

エヴェレストの初登頂は1953年とされていますが、それより30年近く前にイギリスの登山家ジョージ・マロリーとアンドリュー・アーヴィンが、既にエヴェレストを登頂している可能性があるといわれています。

2人は頂上にアタック後、帰らぬ人になりましたが、それがいったい登頂前だったのか?登頂後だったのか?謎は深まるばかり…

しかーし、神々の山嶺が発売され文庫本になろうというそのとき…1999年にマロリーの遺体が頂上近くで発見されたのです。そこにあった遺留品の中には携帯していたはずのカメラ(小説の中にも出てくる)がなかったのです。登頂していたのなら、きっと写真はとっているはず。しかし…カメラはない…登頂したのかどうかは未だわかっていないのです。(実話)

というわけで、小説が発表された後にマロリーの遺体がみつかったのため、文庫本の結末は当初のものから必要最小限書きかえられています。

いやー、ロマンですね。

↑ネパール・カトマンドゥ・タメル

上下巻とも引き込まれるように読んでしまい、読了後は寂しささえ覚えてました。

もっともっと、羽生丈二の挑戦をみていたかった…

さて、山岳小説と言えばノンフィクションの「凍」を以前おススメしました。

【関連記事】
【本】凍/沢木耕太郎*山好きな方はぜひ!

「凍」に加えて、「神々の山嶺」もとっておススメです!(今更感が否めないですが…笑)

↑ネパールサランコットから見たマチャプチュレ。

次はエベレスト(ネパール名サガルマータ:大空の頭)を肉眼で見てみたい。そして「ビガールサーーーーーン!(羽生の別名)」と叫びたい。

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